Trick-or-Treater gets happy Halloween.
くるんと曲げた尾にオレンジ色のかぼちゃバケツを引っ掛け、金属の蠍がやってくる。大きな目をきょろきょろさせ、たくさんの足をちょこちょこ動かし、オートボット格納庫入り口の前で立ち止まる。
「きゅーきゅーきゅー」
呼びかける鳴き声に気付いたバンブルビーがすぐに駆け寄り、嬉しそうに話しかけた。
「スコルポノック、どうしたの? お使い?」
しゃがんで目を合わせようとした瞬間、銀色の大きな蜘蛛がストーンと上から落ちてきた。蜘蛛はちょうどバンブルビーの目の前で止まると、襲い掛かるかのように手足をバタバタさせる。
「Trick or Treat!」
「うわぁぁぁぁぁっ!」
全機能が止まりそうになるほど驚いて目を見開き、バンブルビーは飛び上がった。声にならない声で大悲鳴をあげると、バンブルビーから近い順に窓ガラスが派手な音を立てて次々に吹き飛ぶ。
遅れを取ったのはそこまで。
かしゃんと軽い音を立てバンブルビーの戦闘用マスクが降り、ほぼ反射的に腕をキャノン砲に変えた。この得体の知れない何かを吹き飛ばして早く安全を確保しなければいけない。実戦で身についた流れるような動きで巨大な蜘蛛に照準を合わせる。
自分に向けられたキャノン砲がかすかに唸りを上げ物騒な光を放ったのに気付き、挑発するかのようにじたばた動いてた蜘蛛が動きを止めた。
「おい、やめろってば!」
蜘蛛が慌てた声で言った。その声には聞き覚えがある。
「え?」
「俺だよ、フレンジー!!」
バンブルビーが我に変えるのと同時にキャノン砲が唸るのをやめ、発射のために膨れ上がったエネルギーが急速に消えていく。
バンブルビーがひょいと指でマスクを上げて見ると、蜘蛛だと思ったのは紐で体を結び上から落ちてきたフレンジーで、今はぶらーんとぶら下がっている。
「本気で吹っ飛ばす気だっただろ!」
「ごめん……」
フレンジーの猛抗議にバンブルビーが頭の触覚のような部品を伏せて落ち込みかけたが、すぐに言い返す。
「だけど悪戯なんかするから悪いんじゃないか!」
「おいおい、俺はちゃんと言ったぜ、『Trick or Treat!』って」
うまいことバンブルビーを驚かせたフレンジーは、今度は馬鹿にするように左右にぶらぶら揺れながらふざけた調子で言う。悪戯を食らわせ、酷い目にあわせた上でもう一度悪戯か大人しくお菓子を出すか迫るのがディセプティコンズのやりかただ。そのほうが脅しが上手く効く。
「そうか、ハロウィンだ!」
バンブルビーがぱっと顔を輝かせる。「ちょっと待って」と言って急いで奥に引っ込み、入り口でぶら下がったまま待っているフレンジーとスコルポノックには騒がしい声だけ聞こえた。
「ねーラチェット先生お菓子ない?」「お前が全部食べてしまっただろう」「じゃあなんでもいいからちょうだい」
スコルポノックがフレンジーの腰に結び付けられている紐をプチンとはさみで切ると、ヨッ! と掛け声を出して着地した。
せっかく来たけどこりゃ期待できなさそうだ。そんな気持ちで二人が顔を見合わせていると、バンブルビーがいそいそと戻って来る。
「ハッピーハロウィン! お菓子って言うかアイアンハイドの乾き物だけど」
「ありがとよ!」
バンブルビーが二人の下げているお化けかぼちゃのキャンディバケツにキラキラの粉がまぶしてある弾丸を入れると、スコルポノックがはさみを振り上げた。
「きゅ、きゅっ!」
「なに、おいらもいいの?」
嬉しそうに笑い、バンブルビーも一呼吸おいて言う。
「Trick or Treat!」
一度やってみたかったんだ! サムたちみたいに。
言われたスコルポノックはもったいぶった仕草でバンブルビーにエネルゴンクッキーを渡す。
「ありがとう」
「メガトロン様が手ずから作ってくださったんだぞ! ディセプティコンズの間じゃあまりの美味さに命がけで奪い合ってるんだからな、ありがたく食えよ」
フレンジーの言葉を聞いて、さっそくクッキーを口にしようとしたバンブルビーの動きが止まる。
あのメガトロンがクッキー!?
激辛だったらどうしようと一瞬思ったが、美味しそうな見た目を信じ、ディセプティコンズのインシグニア形クッキーを思い切って口に入れる。
さっくりと軽いクッキーが口の中でほろほろと崩れると、不審と疑いの表情がエッという驚きの表情に変わり、バンブルビーが急いでフレンジーを見る。
「すごい美味しい! やばいとまらない」
「な、美味しいだろ! メガトロン様はすごいんだぞ。美味しいクッキーだって作れちゃうんだぞ。尊敬しろ」
クッキーに夢中になっているバンブルビーを見てフレンジーがなぜか得意げに胸をそらす。
「フレンジーとスコルポノックはハロウィンの仮装しないの? お化けとか悪魔とか、こわ〜いものに」
せっかくハロウィンを楽しんでいるのに、二人はいつもと同じ。クッキーを片手に言ったバンブルビーの言葉にフレンジーがニヤニヤしだした。そう言うのを待っていたのだ。
「よく見ろよ。俺たち、宇宙で一番凶悪で凶暴な奴らの仮装してるから」
バンブルビーが怪訝な顔をしながら良く見ると、フレンジーの胸元に赤いオートボッツのインシグニアがあるのを発見する。
「へぇ、言ってくれるじゃないか」
フレンジーの売ってきたケンカをどう買ってやろうかと言葉を捜していると、フレンジーがバンブルビーを見上げて言った。
「もっとお菓子が欲しけりゃお前も来いよ。ディセプティコンズの格納庫、超面白い事になってるぜ。お菓子の取り合いでビーム砲やらオイルやら飛び散りまくりで、ミックスマスターは派手に転ぶしデバステーターの頭はふっとばされるしで阿鼻叫喚の地獄絵図だ。むかつくからみんなでスタースクリーム犯ろうって話になって、俺興味ないからお前の所に来たんだけど、あいつただでは犯られないだろうから今頃もっと酷いぞ」
「……あのさ、ハロウィンってそんな行事じゃないよね?」
バンブルビーが呆れた顔で言うとフレンジーは肩をすくめた。
「いや、あいつらバカだから、仕方ない。なんせ、バカだから……!」
フレンジーはしみじみと呟いた。
悪戯をして美味しいお菓子も貰って、ハロウィンを堪能したフレンジーとスコルポノックは上機嫌でディセプティコンズの基地へ帰っていった。
かぼちゃキャンディバケツを腕に下げたフレンジーの背を羨ましそうに見つめ、バンブルビーが独り言を言う。
「いいなぁ。おいらもお菓子欲しいな。行っちゃおうかな」
でも、オプティマスが許してくれるかな?
「バンブルビー、危ないから行ってはいけない」
……やっぱり。
フレンジーとのやり取りとバンブルビーの独り言を聞いていたオプティマスがお願いされる前に釘を刺す。
「でもおいら、お菓子が欲しいんです……」
バンブルビーがオプティマスを見あげる。その顔を見てオプティマスの心がぐらりと揺れる。
末っ子のしょぼんとした顔をみると、ついつい甘やかしたくなってしまう。
バンブルビーの願いはかなえてやりたいが、危険に晒す訳にはいかない。
「ならば、私が行こう。ただ、参戦するには何か特別な戦装束がいるのだろう?」
微妙に遠い表現だったが、長年の経験からバンブルビーはオプティマスの言いたい事をきちんと理解した。
「ラチェット先生、オプティマスをハロウィン用にチューンナップしてよ!」
「急に言われても簡単にしか出来ないぞ」
そう言うと、ラチェットは色々な怪しいものがしまわれている謎の道具箱を探り、黒い紐のようなパーツを取り出した。それをオプティマスの背のちょうど腰のあたりに接続する。続いてラチェットはオプティマスの頭の左右にある尖った部分に黒い三角形の覆いを被せ、みんなの前にオプティマスの新しいバージョンを紹介した。
「ブラックキャットオプティマスプライムだ」
「とってもいいと思う!」
黒い猫耳と尻尾で強化されたオプティマスを見て動物好きのバンブルビーが大喜びし、野球中継を楽しんでいたアイアンハイドは横目でちらっとオプティマスを見て気の毒そうな顔をした。当のオプティマスはいつもと変わらぬ自然体で、尻尾を手にとりしげしげと眺めると、ふりふり動かして感触を確かめている。
「時間があれば肉球グローブも作りたかったのだが……」
心の底から残念そうにラチェットが呟いた。なぜ猫の尻尾パーツを作っていたかについての説明は一切無かった。
時間が無くてよかったな、オプティマス。
長年の経験から、関わってはいけないと知っているアイアンハイドが野球中継から目を離さずに心の中で言う。ここでうかつに声をかければ、自分の頭や尻にも変なものがつけられかねない。
「ところで、お菓子はディセプティコンズを一機潰すと貰えるのだろうか?」
恥じるでもなく浮かれるでもなく、オプティマスは落ち着いた口調で言った。猫耳と尻尾については、わりと似合っていると思うので嫌いではないという判断を下した。今のオプティマスには、お菓子を得るという目的以外眼中にない。
「うーん、本来のハロウィンでは『Trick or Treat!』と言うのですが、ディセプティコンズのハロウィンは応用が必要かもしれません」
バンブルビーは少し不安そうに首をかしげた。フレンジーの話を聞く限り、ディセプティコンズはろくでもない特別ルールでハロウィンを楽しんでいる。
「ハロウィンを理解し、記憶した。ディセプティコンズへの対応は慣れている。うまくやれると思う」
オプティマスは問題ないというように頷く。
スパークを破壊する前に「Any last words?」と聞く代わりに「Trick or Treat!」と言えば間違いないだろう。
「オプティマスならお菓子たくさん貰えますよね!」
ひとかけらの不安も見せないオプティマスの頼もしい姿を、バンブルビーが期待に満ちた目で見上げる。
黒猫オプティマスが並み居るディセプティコンズを前に尻尾をピーンと立てて立ち向かう雄々しい姿を想像してバンブルビーのスパークは高鳴った。
「一つでも多く狩ってお前の期待に答えよう、バンブルビー」
ひゅっと風を切る音をたてて鞭のような尻尾を一振りすると、オプティマスはバトルマスクを装備した。
お菓子を求め、最強のTrick -or- Treaterが地獄のハロウィンへ出撃する。
両手からこぼれ落ちそうになるほどたくさんのお菓子をオプティマスから受け取って、バンブルビーが嬉しそうに笑った。
やっぱりオプティマスはすごい。こんなにお菓子を貰ってくるなんて、いったいどれくらいディセプティコンの奴らをスクラップにしてやったんだろう!
「ありがとうございます、オプティマス!」
興奮し、はしゃいだ声でバンブルビーが言った。みんなで分けて食べようね! とうきうきしている。あんまりバンブルビーが嬉しそうなものだから、つられてオプティマスも微笑む。
「でも、少し遅かったですね。何かあったんですか?」
「まさか苦戦したのか!?」
バンブルビーがオプティマスのオートボット基地への帰還が遅かった事を気にして心配そうに言うと、アイアンハイドが険しい声を出す。二人に向かってオプティマスは頭を振った。
「いや、お菓子は首尾よく奪うことができた」
ただ……。と言葉を続けるが、オプティマスらしくなく口ごもり、恥らうように目を伏せる。
「メガトロンが、私に『Trick or Treat!』と。バンブルビーのお菓子をメガトロンに渡す訳にはいかない。だから、私は……」
「悪戯を選んだのですね」
ラチェットが言うと、オプティマスがそうだと頷いた。
「なんだ。メガトロンに悪戯されたから遅れたんですね、よかった〜! おいらよけいな心配をしていました。オプティマスがディセプティコンズなんかに後れを取る訳がないのに!」
バンブルビーにとって悪戯とは、膝を後ろからカクッと押したり、ギャロウェイ大統領補佐官がしたり顔でオプティマスに嫌味を言い説教する後ろにフラワーロックを置いたりする事だ。
安心して明るく言うバンブルビーとオプティマスにラチェットがちらりと視線を送る。
「でも、オプティマスに悪戯なんてメガトロンも幼稚な事するな。おいらはフレンジーにすごいびっくりさせられたんですけど、オプティマスは酷い事されませんでしたか?」
バンブルビーが心配そうな顔でオプティマスを見上げる。その純粋な目が居たたまれない。
「……いや、大した事は無い」
オプティマスは目をそらした。
そうだ、大した事はない。空中に視線を泳がせながらメガトロンにされた「悪戯」を思い出すと顔が熱くなる。
悪戯かお菓子かと迫られ、「悪戯を」とメガトロンに伝えると、口を手でふさがれて抱きすくめられ、誰もいない格納庫の奥に連れ込まれた。
抗議しようとした唇は口付けで言葉を封じられ、荒々しく激しい愛撫に流される。
これ以上は壊れてしまう、許して欲しいと懇願しているのに強引に体を繋げられ、オプティマスが我慢できず大きな声をあげた。メガトロンは静かにしろと苛立たしげに言ってオプティマスの口の中に指を突っ込み、容赦なく腰を突き上げオプティマスの体を使って快楽を貪る。
声を出せないオプティマスの口から抑えた声が漏れ出し、突き上げられてがくがくと揺れ、目じりから涙が落ちる。静かにしろというメガトロンの言いつけをけなげに守るオプティマスを見て、声を出さなくても感じているのはお前の尻尾が跳ねるから判るなとメガトロンは意地悪くからかった。屈辱と怒りに燃える青い目で睨み付けられ、メガトロンはオプティマスの体から己を抜いた。オプティマスの目はよけいにメガトロンの加虐心を煽り、メガトロンは、猫ならそれらしくしてみろと言いうつぶせにしたオプティマスの腰を高く抱え上げ、体重をかけて再び圧しかかる。体の奥深くまで一気に貫かれ、我慢できず歓びの声をあげてオプティマスの体がびくびくと痙攣する。絶頂に達して痙攣する体の奥を、抉る様な腰の動きでかき回されるとブレインサーキットが真っ白になるほど気持ちよかった。オプティマスの体をメガトロンは責め続け、何度も何度も高ぶり、狂わされる。
ひくつく体を後ろから抱きしめられてまた後で黒猫のまま抱かれに来いという囁きを喘ぎ声を押し殺して聞いた程度の悪戯だった。
メガトロンが満足してようやく開放されたオプティマスはメガトロンを殴り倒し、メガトロンの体の下から這い出した。メガトロンは怒るなと笑い今度は優しく抱いてやるぞと言ったが、オプティマスは返事もせずにもう一度メガトロンを殴るとオートボット基地へ帰ってきたのだ。
メガトロンには、行くとも行かないとも言わなかったが、言われるまま抱かれに行くなどすれば増長したメガトロンにどんな目に合わされるのか判りきっている。
優しく抱いてやるなんて、嘘に決まっている。
言葉でも、舌でも、指でも。オプティマスを狂わせた、あの熱も。全てを使って朝まで苛め抜かれるだろう。感じている顔を見られながら嬲られ、絶頂に達するまでの一部始終も、恥ずかしい格好で熱いオイルを注ぎ込まれてだらしなく歓んでいる顔も、コードを繋がれて全てを覗かれ、観察され記録されるに違いない。それをちらつかせ、なおもオプティマスに淫らな行為を求めてくるのは目に見えている。
そんな事をされると判っているのなら、行くべきではない。
優しく抱いてもらうのは好きだが、メガトロンの言いなりになるのは癪だ。悪戯と聞いて純粋無垢に自分を心配したバンブルビーにまた何をしに行ったのかと聞かれるのは困るし、経験不足の若い機体ならまだしも、何度も煮え湯を飲まされたこの私が狡猾なメガトロンの甘い言葉に騙されて痛い目をみるのはあまりにも愚かだ。
自分に言い聞かせるように行かない理由を挙げていると、バンブルビーが悲しそうな電子音を出した。オプティマスが目を向けると、お菓子はすでにない。
「もう食べてしまったのか」
「はい。とっても美味しかったので……」
オプティマスの呆れたような声に、バンブルビーはもじもじしながらオプティマスを見上げた。
「もっと欲しいのだろう? 私の分をあげるから食べなさい」
「いえっ! ダメです。おいらはいっぱい食べたから大丈夫です」
バンブルビーはぶんぶん首を振るが、欲しくてたまらないのを我慢している様子が可哀想で、オプティマスのスパークが痛む。
いつもの私なら迷わずメガトロンのところへ行くだろう。
メガトロンがあんな事さえ言わなければ……。
バンブルビーのためにもう一度お菓子を貰いに来たのだと言っても、メガトロンは鼻で笑って朝までオプティマスを帰すはずがない。判っている。
「もう一度私がお菓子を貰ってこよう」
即座にオプティマスは言った。迷ったのはほんの一瞬。オプティマス・プライムは自分の身可愛さに誰かを見捨てたりはしない。
さあどうする。ブレインサーキットをフル回転させ作戦を練る。苦労してなんとか誘惑を振り切ったというのに、メガトロンに会いに行く大義名分ができてしまった。
「ありがとうございます!」
バンブルビーの笑顔に、オプティマスが優しい顔で頷いた。この笑顔が見られるのなら多少の犠牲など物の数ではない。
それに私は……。
本当は、メガトロンの所へ行きたいのだ。
これから自分がされる事を想像し、メガトロンの低い囁き声を思い出すとぞくりと体がふるえる。
「オプティマス」
急に呼びかけた声にはっとしてオプティマスはラチェットの方を見た。
「悪戯をされたというのに、このまま大人しくしているつもりですか? あなたらしくない」
「ラチェット先生の言うとおりだとおいらも思います。やられた事は倍にして返してやるべきです! メガトロンのくせにオプティマスに悪戯するなんて生意気だ。いっぱい懲らしめてやってください」
バンブルビーの素直な言葉は悪魔の囁き。無邪気な笑顔で、オプティマスとそしてメガトロンも欲望の海に突き飛ばす。
気付かぬうちに弱気になっていた。感じやすい体ゆえに押し倒されては逆らえないと悲観していたが、逆に主導権を奪って悪戯をしかえしてやればよかったのだ。
「そうだな。メガトロンに、調子に乗った事を後悔させてやらねば」
「いい考え」を得たオプティマスが笑った。最後の一滴まで絞りつくして、私を愛していると言わせてやる。
無邪気に喜ぶバンブルビー、猫が喧嘩の時にするように尻尾の先を振って闘志を燃やすオプティマス。
ラチェットは二人を交互に見る。
「バンブルビーにはお菓子を、オプティマスには悪戯を、メガトロンには甘い復讐を。ふむ、ハロウィンの夜は正しく過ごされている」
アイアンハイドの為に弾丸を煎ってキラキラ光る粉をまぶしながらなぜかラチェットはわかった風な事を言い、満足げに頷いた。
オプティマスは、普段は冷たいジャガーが黒猫オプを見て「???」な顔で匂いをかぎにきたのでおもうさま撫でました。
ENDE.
20091031 UP